帷子川書房日誌

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横浜市営バスビンゴ 公式ガイドブック

※ このタイトルは、横浜市営バスビンゴ公式のガイドブックという意味です。間違っても「横浜市交通局公式ではありません」!!!
※ 事業者へ問い合わせ等は絶対にしないでください。

そろそろ検討される忘年会シーズンなどで使える横浜市営バスビンゴを思いついたのでルールを整備してみました。マニアが集まった時の遊びとして使えることかと思います。

また、後述しますが、カジュアルに遊ぶ場合はこれらのルールを改変して参加者による難易度調整を行うことを推奨しています。


ゲーム内容は、要は出た数字に穴を開けて列や行が揃ったらクリアとなる普通のビンゴのバリエーションでして、内容を横浜市営バスマニア向けに変更しています。


《必要人数》
3人以上


《用意するもの》
・5x5のマスが書けるくらいの大きさの紙
・筆記用具
・路線図(2~3人に1冊あると便利)


《ゲームの流れ》
メンバーの中から1人を運行管理者(GMゲームマスター)とします。運管はゲームを進行する役目を担います。
GMはまず、乗務員(プレイヤー)にレギュレーション(後述)を伝えます。
プレイヤーは紙に線を引いて5x5のマトリクスから構成された一日乗車券(ビンゴカード)を作成します。作ったら、座標(3,3)であるところのど真ん中のマスに「貸切」と書きます*1。貸切はいわゆるFREEマスのことです
残った24マスに、好きなように横浜市営バス路線の系統を書きます。ただし複数のマスに重複して書いてはいけません。
書き終わったらゲームスタートです。

GMは、ビンゴにおける数字の出目の代わりに停留所名を1つ宣言します。
プレイヤーは、自分のビンゴカードに宣言された停留所を通る系統があった場合にそのマスを「開け」ます。
「開け」る候補のマスが複数あった場合*2は、どれか1つを任意で選択して「開け」ます。
縦・横・斜めのいずれかに4つの空きが出来た場合は「次、停まります」(リーチ)、5つ揃った場合は「終点です」(ビンゴ)と宣言して勝利します。
貸切(FREE)は初期状態から開いている扱いとします。
これを1人または既定人数が終点に到着するまで繰り返します。


《レギュレーション》
長い歴史の中で路線の改変は幾度となく行われてきました。廃止された系統や停留所、新設された系統や停留所、廃止された路線の番号を使いまわして生まれた路線など、さまざまです。どこまでを範囲とするかがわからないといくら待っても停留所が宣言されないなんてこともあります。そこで、レギュレーションを規定することでより遊びやすくするのが狙いです。

フューチャーズ:現行路線・停留所+予告されている改正追加分
スタンダード:現行路線・停留所のみ
エクステンデッド:2012年以降分
エターナル:過去すべて
ロストメモリー:廃止路線のみ
アルティメット:なんでもあり

これを書いているのは2022年12月ですので、例として2023年1月に改正で変更のある28系統・73系統・80系統を挙げます。GMの「中山橋」が宣言された場合にはフューチャーズでは「28,41,73,80」のいずれかを開けられますが、スタンダードでは「73,41」のみ候補になります。同様に、スタンダードでは「佐江戸中央」がGMから宣言されることはありません(宣言された場合、空札扱いとします)。

エクステンデッドは深く考えずに手持ちの路線図が2012年頃からあったのでそうしました。調整のあとに変えるかもしれません。ぶっちゃけカテゴリ先行です。

エターナルに改正追加分を足して「エターナル+」としてやりたいとか特定の営業所だけでやりたいとかの話もあるかもしれないですが、そういう場合はやりたい内容に沿ってその場でレギュレーションを作るのを推奨しています。
参加者全員で合意が得られればよいので、上記6つに縛られることはありません。お前の殻を打ち破れ。


《その他ゲーム進行に関して》
細かい処理の判定はGMに権限があります。野球の審判みたいなもんです。プレイヤーのマスに「ふれあい*3」とだけ書いてあった場合、「最初に言わなかったので全ふれあいバスを対象にできる」のか「気づいた時点で1つランダムで選ばせる」のか「複数解釈が出来るものは違反」とするのかはGM次第です。多分私なら笑ってしまうので通します。
同様にGMが「旭台」と宣言したときも「どっちだよ」ってなるのでGM判定が必要ですね。GMにはここらへんのバランス感覚が求められていると思っています。


《オプショナルルール》
GMを設定しない場合、全員プレイヤーとしてゲームに参加できます。この場合、プレイヤーは順番に停留所を宣言できます。誰が何を狙っているかが考慮されるため、より戦略的なゲームになります。
・宣言された停留所を通る系統はすべて開けられるルールを選択した場合、一発逆転があり得るのでよりエキサイティングなプレイを楽しめます。
・系統と停留所を逆転させた裏モードもあります。この場合、宣言されるのが系統でマスに書かれるのが停留所名になります。
・リーチになった人は赤灯を点けられます。


《FAQ》
Q. 同時に終点に着いたらどうなるの?
A. 同着でいいんじゃないですかね

Q. やりたいけど詳しくないから難しそう
A. 「時刻表検索で出て来る名前」が一つの目安です。

Q. 横浜市営バス以外でやりたいんですができますか?
A. 基本ルールはそのまま行けると思うので、GMが各事業者向けに調整してください。事業者用の拡張ルールとかあってもいいですね。路線バスビンゴ界のMAGIUS*4になれることでしょう。

Q. 使い回しの系統番号はどうするの?
A. 最新世代だけを採用するか前世代を採用するかはGM次第ですが、使い回しを考慮するレギュレーションの場合はそれなりのマニアが集まっていると思うので全世代対象がいいですね。例えばその場合、「88」は「東横反町駅」でも「道中坂下」でも開きます。

Q. アルティメットのなんでもありってどこまでなの?
A. なんでもです。700系統台とか開きやすそうですね。停留所は「交通開発 磯子車庫*5」とか「港北ニュータウン車庫(出庫確定用)*6」とか「最戸橋(ダミー)*7」とかが宣言される可能性は充分あります。


《さいごに》
メンバーに合わせて現場調整は必須だと思っていますので上記ルールは絶対ではありません。そのうちこれが流行って大会が行われる際には大会レギュレーションも出来ることでしょう。
そんでもって、ルールっぽい文章を書くのが好きなので、ルールっぽい文章を書くためにそのうちルールブックみたいなのを書くかもしれません。
さあみんな、基本的にはこのガイドがあればゲーム進行は出来るからまずはやってみよう!次の横浜市営バスビンゴ王は君だ!

*1:なぜ一日乗車券に貸切があるのかということはゲームに於いては些事です

*2:例えばカードに26,48,109が書かれていて横浜駅前が宣言された場合

*3:272系統ふれあい緑区・十日市場、273系統中区・磯子区、275系統緑区・上山循環、277系統神奈川区

*4:和製ガープス

*5:9501

*6:9845-9848

*7:9998